
階段の種類と選び方
階段は単に上下移動のためだけでなく、家のデザイン性や動線、収納スペースとしての活用も考えたい場所です。
快適で安全な階段を作るには、種類・素材・段数・幅・手すり・収納をバランスよく計画することが重要です。
階段の種類
・直階段
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- まっすぐ上がるシンプルなタイプ
- スペース効率が良く、段差もわかりやすい
・折り返し階段(L字・U字)
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- 曲がり角があり、上下階の間取りに合わせやすい
- 廊下やリビングのスペースを有効活用できる
・スケルトン階段・オープン階段
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- 見た目がモダンで開放感がある
- 光や風を通し、リビングと一体感を出せる
階段の広さ・段数の考え方
・幅:70~90cmが目安(安全で上り下りしやすい)
・段数・蹴上げ高さ:高さ約180~210cmで計算、1段の高さは約17~19cm
・家族構成や手すりの有無で微調整
・リビング階段にする場合は、圧迫感を避けるために幅や蹴上げ高さを工夫
素材・仕上げ
・踏板・蹴込板:木材(ナラ、タモ、ウォールナットなど)、フローリング材
・手すり・親柱:木製・スチール・ガラスなど、デザイン性と安全性を両立
・滑り止め加工:小さなお子さんや高齢者がいる家庭は特に重要
収納・便利ポイント
・階段下のデッドスペースを収納や本棚、ランドリースペースとして活用
・スケルトン階段の下は、リビングを広く見せるオープンスペースとして使える
・階段横に手すりや照明を工夫して安全性とデザインを両立



